補聴器のお手入れ方法
補聴器を長持ちさせるために、補聴器を上手に使うコツをご紹介します。
補聴器の寿命はどれくらいですか?
補聴器の寿命は一般的に5年程度です。補聴器のお手入れをきちんと行うことで、補聴器の寿命を最大限に延ばし、頻繁に買い替える必要がなくなります。
補聴器のお手入れに役立つヒント
1
補聴器の落下、衝撃、揺さぶりは、最小限に抑える
補聴器の内部の小さな部品は頑丈ですが、すべての電子機器は衝撃に弱いです。
- 補聴器を扱うときは、浴室の硬い床ではなく、柔らかい表面の上で行うようにしましょう。
- 補聴器を装用していないときは、補聴器ケース、充電器、補聴器乾燥機などに入れて安全に保管してください。
2
汗から守る
補聴器は肌に接しているため、プラスチックのシェルの内側に湿気が溜まりやすいです。
- 補聴器が湿っていないか確認し、風通しの良い場所に置くか、充電器または補聴器乾燥機で乾燥させてください。
- 空気電池タイプの補聴器をご使用の場合、電池ぶたを開けて乾燥させてください。
- 特に夏場やスポーツの後など、汗をかきやすい時期には注意が必要です。
3
清潔に保つ
補聴器に汚れがたまると、音が聞こえなくなったり、湿気がこもったりして、補聴器が正しく機能しなくなります。
- 補聴器は定期的に乾いた布やティッシュで拭いてください。
- 溜まった耳垢は定期的に取り除きましょう。
4
水に注意
フィリップスの補聴器は、雨が降っても、汗をかいても耐えられます。
しかし、長時間水分にさらされると、補聴器にダメージを与える可能性があります。そのため、補聴器が水に濡れることを最小限に抑え、定期的に乾燥させることが重要です。
- シャワーや水泳の際には、補聴器を外してください。
- 補聴器が湿気や非常に湿度の高い環境にさらされた場合は、風通しの良い場所や補聴器用乾燥機で乾燥させてください。
- 空気電池タイプをお使いの場合は、電池ぶたを開けて乾燥させましょう。
- 補聴器を乾燥させるために、ヘアドライヤーや電子レンジを使用しないでください。
5
海水浴場での注意点
海水は、補聴器の内部に塩の結晶を残し、砂はマイクの口を塞いでしまいます。また、日焼け止めクリームには補聴器のシェル(表面)を損傷する化学物質が含まれていることがあります。
- 手が砂で汚れている場合は、補聴器に触れないようにしましょう。
- 日焼け止めクリームを塗るときは、補聴器を外してください。
- 補聴器を海水に近づけないようにしましょう。
6
化粧品の化学物質に注意
肌や髪に使う化粧品や整髪剤の中には、補聴器に悪影響を及ぼすものがあります。これには、アフターシェーブローション、ヘアスプレー、オイル、香水、日焼け止め、虫除け、耳薬などが含まれます。
- 化粧品を使用する前に、補聴器を外してください。
- 化粧品が乾くまで時間を置いてから、補聴器を装用してください。
- 補聴器を装用する前に、手を拭くことを忘れないでください。
7
極端な高温に注意
非常に高い温度や直射日光は補聴器を損傷し、プラスチックのシェルを溶かすことさえあります。
- 補聴器を極端な高温にさらさないでください。
- 暑い車内に補聴器を放置しないでください。
- 補聴器を使用していないときは、直射日光を避けて保管してください。
8
寒さに気をつける
寒い天候は、補聴器の電池に厳しい影響を与えます。気温が低いと電池が正常に動作しにくく、寿命も短くなります。寒い温度は結露の問題も引き起こします。
- 空気電池は室温で保管し、予備を持ち歩く場合はポケットで温めておきましょう。
- 補聴器が湿気や非常に湿度の高い環境にさらされた場合は、風通しの良い場所、充電器、または補聴器乾燥機で乾燥させてください。
- 空気電池タイプの補聴器をお使いの場合は、電池ぶたを開けて乾燥させてください。