なぜPhilips HearLink 2アプリには補聴器が1台しか表示されないのですか?
Philips HearLink 2アプリで補聴器が1台しか表示されない理由と、問題の解決方法についてご説明します。
始める前に
片方の補聴器が接続されていないかもしれません
補聴器に再接続するために役立つヒントをご紹介します。
スマートフォンのBluetooth®のオン/オフを切り替える
まず「設定」に進みます。
Bluetoothをオフにして、再度オンにしてください。
補聴器のファームウェアアップデートが必要な場合があります
ファームウェアとは?
ファームウェアは、補聴器に内蔵された小型コンピューターを制御する組み込みソフトウェアです。ファームウェアは継続的に開発・改善されるため、時々更新が必要です。
ファームウェア1.4.0の問題
フィリップスのファームウェア1.4.0を使用している一部の方に、アプリに補聴器が1台しか表示されないという問題が生じています。弊社は原因を特定し、ファームウェアアップデートでその問題を修正しました。補聴器専門家へお問い合せの上、ファームウェア1.4.2にアップデートすることをお勧めします。
また、Philips HearLink 2アプリを使用して補聴器のファームウェアをアップデートすることもできます。
補聴器のファームウェアを確認する方法
各補聴器のファームウェアバージョンを確認するには、Philips HearLink 2アプリを使用します。アプリには補聴器が1台しか表示されない場合は、1台ずつペアリングする必要があります。
まず、アプリに表示されている補聴器のファームウェアバージョンを確認します。
画面下部の「補聴器」をタップします。
補聴器の設定をタップします。
補聴器の詳細をタップします。
その後、補聴器の電源を切り、アプリを閉じます。
次に、もう1台の補聴器を再起動し、Philips HearLink2アプリを再度開いて、上記の手順を繰り返します。
また、お使いの補聴器のファームウェアが異なる場合は、補聴器専門家へご相談ください。専門家は、補聴器のフィッティングソフトウェアで確認することができます。ファームウェアが異なる場合、専門家が最新バージョンにアップデートします。
補聴器のファームウェアが異なる場合
右耳と左耳の補聴器のファームウェアバージョンが異なる場合、両方の補聴器をアプリとペアリングするのが難しくなることがあります。
ファームウェアが異なる理由
これは、片方の補聴器だけが修理に出された場合や、片方の補聴器だけが更新された場合に発生することがあります。この場合、片方の補聴器のみが更新されます。
左右で異なる補聴器の器種を使用している場合
左右の耳で異なる器種の補聴器を使用している場合、Philips HearLink 2アプリを両方の補聴器とペアリングすることはできません。
これは、アプリが1つの補聴器セットとしかペアリングできないためです。右耳の補聴器の器種と左耳の補聴器の器種が異なる場合、それぞれが別々の補聴器セットとして扱われます。
複数のiOSデバイスが補聴器とペアリングされている場合
iPhoneやiPadなど、複数のiOSデバイスを補聴器とペアリングされている場合、問題が発生することがあります。
詳細と問題解決方法については、こちらをご覧ください。
一側性難聴向けのCROS送信機をご使用の場合
補聴器の代わりにCROS送信機をご使用の場合、CROS送信機にはBluetooth® 技術が搭載されていないため、Philips HearLink2アプリに接続することができません。
CROS送信機は、一側性難聴(または一側聾)のためのもので、聞こえない耳に装用してマイクとして機能し、音を反対側の補聴器に送ります。
補聴器が片耳セットとして調整されている場合
通常(両耳セット)の補聴器セットを使用していて、片耳の補聴器が紛失または故障した場合、アプリは失われた補聴器を探し続けます。
残っている補聴器をアプリで使用し続けたい場合は、補聴器専門家に依頼して、残っている補聴器を「片耳セット」に調整してもらう必要があります。
再び2台目の補聴器が使えるようになった場合、2台の補聴器を再度両耳セットとして調整する必要があります。これが行われない場合、2台の補聴器は片耳セットとして調整されます。つまり、それぞれ補聴器が1つの補聴器セットとして扱われます。アプリには、1つのセットしかペアリングできないため、両耳の補聴器を同時にペアリングすることはできません。
この問題を解決するには、補聴器専門店に依頼して、両耳の補聴器を両耳セットに再調整してもらう必要があります。