補聴器のお掃除方法

補聴器を衛生的に保ち、良好な状態を維持するために必要な情報をご紹介します。

始める前に

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補聴器の器種によってお手入れ方法が大きく異なるため、お使いの補聴器がどのタイプなのかをご確認ください。各タイプの補聴器のお手入れ方法は下記ををご参照ください。

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補聴器とイヤーピースは、毎日乾いた柔らかく乾いた布で拭いてください。補聴器を扱う前に手を清潔で乾いた状態にし、落とした場合に損傷を避けるために柔らかい表面の上で補聴器を扱うようにしましょう。

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耳垢フィルターは、詰まったときや補聴器の音が異常に聞こえるときに交換してください。補聴器専門家から提供された耳垢フィルターをご使用ください。

耳垢フィルターの交換方法

耳かけ型補聴器のお掃除

耳かけ型補聴器は、耳の後ろで、少し上のほうに装用します。耳かけ型補聴器には2種類のスタイルがあります:

  1. レシーバ(スピーカー)を補聴器本体から分離させ、スピーカーを耳の中(外耳道)に入れて使用する補聴器。レシーバと本体は細いワイヤーが通ったチューブでつながれています(RITEスタイル)。
  2. 補聴器本体にレシーバ(スピーカー)が組み込まれたタイプの補聴器。音は補聴器本体から筒状のチューブを通じて、耳の中に挿入したイヤモールドへ届けられます(BTEスタイル)。 

耳あな型補聴器のお掃除

耳あな型補聴器は、補聴器本体を耳穴に挿入して使用する補聴器です。耳の形に合わせて造られており、外部にチューブはありません。

-- 該当する補聴器の種類までスクロールしてください --

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耳かけ型補聴器(RITE、ミニRITEスタイル)は、細いプラスチックチューブの中に金属ワイヤーがあり、耳の中のスピーカーに接続されています。

このタイプの補聴器は、耳の後ろに装用します。細いワイヤーチューブが、ドーム内のスピーカーに接続されており、そのドームは耳の中に収まります。

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空気電池タイプの補聴器の場合、電池ぶたを開けて電池を取り出します

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補聴器の表面をお掃除する

アルコールを含まないウェットティッシュを使用してください。これは、補聴器がアルコールに敏感な撥水性コーティングが施されているためです。

ウェットティッシュの代わりに、糸くずの出ない綿の布とマイルドな石鹸水を使用してお掃除することもできます。補聴器に水が入らないように、過剰な水を使用しないでください。

お掃除後は、補聴器を1時間乾かしてください。

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補聴器のマイクの開口部をお掃除する

マルチツールのお掃除用ブラシを使って、補聴器のマイクの開口部にあるゴミを払い落としましょう。

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耳垢フィルターを交換する

補聴器の耳垢フィルターは、目詰まりしたらいつでも交換してください。耳垢フィルターは、補聴器にもともと付属していたものと同じものをご使用ください。耳垢フィルターの使用や交換に関するご質問は、補聴器販売店へご相談ください。

耳垢フィルターの交換方法

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イヤモールドを使用していない場合は、ドームを交換する

スピーカーユニットを覆うドームは、お掃除しないでください。耳垢が付着して詰まっている場合は、ドームを交換してください。

ドームの交換方法

RITEスタイルの補聴器のイヤモールドをお手入れする

補聴器に、耳の形に合わせて造られたイヤモールドを使用していて、その中にスピーカーが入っている場合は、以下のお手入れ方法に従ってください:

イヤモールドは定期的にお掃除する必要があります。RITEスタイルで使用されるイヤモールドは、補聴器から取り外すことはできません。イヤモールドには電子部品が含まれているため、水や他の液体で洗ったり、浸すことがないようご注意ください。

通気口をお掃除するには、お掃除用ブラシを穴に押し込みながら少しねじってください。

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耳かけ型補聴器(BTE、ミニBTEスタイル):本体についているチューブとその先の既製耳栓(イヤピース)または自分の耳の形に合わせて造作されたイヤモールドを通して、音が耳の中に届きます

このタイプの補聴器は、耳の後ろに装用します。RITEスタイルと違って、補聴器のシェルの外部には電子部品はありません。

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空気電池タイプの補聴器の場合は、電池ぶたを開けて電池を取り出す

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補聴器の表面をお掃除する

アルコールを含まないウェットティッシュを使用してください。これは、補聴器がアルコールに敏感な撥水性コーティングが施されているためです。

ウェットティッシュの代わりに、糸くずの出ない綿の布とマイルドな石鹸水を使用してお掃除することもできます。補聴器に水が入らないように、過剰な水を使用しないでください。

お掃除後は、補聴器を1時間乾かしてください。

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補聴器のマイクの開口部をお掃除する

マルチツールのお掃除用ブラシを使って、補聴器のマイクの開口部にあるゴミを払い落としましょう。

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細いチューブをお掃除する

補聴器からチューブを引き抜いて、お掃除ツールを最後まで押し込んでお掃除してください。

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ドームを確認する

細いチューブの先端にドームがある場合、ドームに耳垢が付着していないか確認してください。耳垢で詰まっている場合は、ドームを交換してください。

>ドームの交換方法

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耳垢フィルターを交換する

補聴器の耳垢フィルターは、目詰まりしたらいつでも交換してください。耳垢フィルターは、補聴器にもともと付属していたものと同じものをご使用ください。耳垢フィルターの使用や交換に関するご質問は、補聴器販売店へご相談ください。

耳垢フィルターの交換方法

BTEスタイルの補聴器のイヤモールドをお掃除する

ご使用のイヤモールドの種類がご不明な場合は、購入先の補聴器販販売店へお問い合わせください。

補聴器でイヤモールドを使用していて、その中にスピーカーが入っていない場合は、以下のお手入れ方法に従ってください:

モールドは定期的にお手入れする必要があります。補聴器からモールドをそっと引き離してください。

BTEスタイルのイヤモールドは、水と中性石鹸で洗うことができます。イヤモールドを補聴器に再び取り付ける前に、完全にすすいで乾かしてください。

柔らかい布でモールドの表面を拭いてください。

マルチツール(お掃除用具)のワイヤーループを使って、通気口をお掃除します。お掃除用ブラシを穴に押し込みながら少しねじって、通気口をお掃除してください。

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耳あな型補聴器

耳あな型補聴器には、超小型で見えないIIC、小型で目立たないCIC、標準サイズのITC(カナル)、フル機能を装備可能な大きめのサイズのハーフシェル、フルシェルなどのスタイルがあります。

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電池ぶたを開けてバッテリーを取り出す

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補聴器の表面をお掃除する

補聴器の表面のお掃除には、どのウェットティッシュでもご使用いただけます。

ウェットティッシュの代わりに、糸くずの出ない綿の布とマイルドな石鹸水を使用してお掃除することもできます。補聴器に水が入らないように、過剰な水を使用しないでください。

お掃除後は、補聴器を1時間乾かしてください。

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耳垢フィルターを交換する

補聴器の耳垢フィルターは、目詰まりしたらいつでも交換してください。耳垢フィルターは、補聴器にもともと付属していたものと同じものをご使用ください。耳垢フィルターの使用や交換に関するご質問は、補聴器販売店へご相談ください。

耳垢フィルターの交換方法